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それに、ソレっぽいことは言ったが、姉であるなんて言った
ことは一度もない。
だから、別に嘘をついたわけではないのだ。
うん。
私はちっとも悪くない。
「銅貨が全部悪いんでしょ?!
いちいち説明しても
信じないんだったらっ」
カンパリのグラスが銅貨の目の前に置かれる。
それをくるくる 回しながら銅貨が言った。
「んーそうだけど。
俺、女の兄弟いないよ? 」
「いることにしとけっ!」
「でもさ~俺とエンって
同じ年じゃん?」
銅貨にしてみれば、
何故すぐばれるような嘘をつくのか?
そういいたいのだろう。
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