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少しの間、騙せればいいのだ。
すぐに銅貨の正体を女は知ることになる。
その辺を銅貨事態が分かっていない。
本当に面倒くさい話だ。
「面倒くさい事は嫌いなのよ。
あんたもそうでしょ?」
説明してもどうせ銅貨のことだすぐ忘れる、
なので適当に誤魔化すのが一番楽な方法だ。
「メンドウクサイことは
嫌いだけどさぁ…」
と良いつつ、
流れるようなしぐさで
私の顎に手をかけ、
キスをしてきた。
触れるだけの軽いやつ。
「兄弟でキスはしないよ?」
本当に天然というか
なんというか…
相変わらず銅貨は一体何を考えているのかわからない表情で私を見返してくる。
何を考えているのか…
こいつは何も考えてなかったりするんだろう…
「そんな兄弟もあっても
面白いんじゃない?」
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