●エンドレス

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  「…誰…?」 「私に聞かれても知るか!」 行って来いと睨みながら言うと 銅貨は肩をすくめ、はいはいっと軽い返事をしながら女の方へと歩いていった。   銅貨は女にだらしが無い。 というか、来るもの拒まずだ。   綺麗でユニセックスな顔立ちは どこぞのアイドルにいている だのアンニュイな表情が ミステリアスで素敵だわ~と 女どもがはしゃいでいるのを 聞いたことがある。 確かに、 銅貨はその辺の女より。 もちろん私よりもっ! 整った顔立ちをしている。 しかし! 奴は! ミステリアスでもなんでもなく 本当に何にも考えていない タダの天然なだけなのだ!  
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