●セブン

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    「エン。結婚しようか?」 「嫌」 突然、銅貨が私に 心にも無い事を言うので 即答で返してやった。 それを聞いた銅貨は、 器用に片方の眉だけ動かし 渋い顔を作る。 「即答することないじゃん」 「今のどうせ  思い付きでしょう?」 「ばれたか…」 じろりと睨みながら 言ってやると 銅貨は悪びれることなく、 肩をすくめて冷蔵庫へ 水を取りに行った。 「銅貨は結婚したいの?」 銅貨の背中に声をかける。 あえて「誰と」とは 聞かないで…。  
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