●エンドレス

12/18
前へ
/56ページ
次へ
  「あいつ、  いつか刺されるな…」 「同感」 思わずつぶやいた言葉に返事があり、顔を上げると 店のオーナーのシンヤさんがカウンターに入っていた。 「あっ、シンヤさん。  こんばんわ」 「こんばんわ。エン、  相変わらず銅貨の保護者  ご苦労様」 その言葉に思わず苦笑してしまう。 銅貨の特別であるとは思わないけれど 回りからみたら、私は銅貨の保護者であり特別な存在らしい。 全く嬉しくないんですけどね! 「彼女は最近ココに  来た子だから、  知らなかったんだろうね~」 店の客をある程度把握しているシンヤさんは困り顔で言う。 「やれやれですよね。」  
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加