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「首にしちゃえば?」
「うーん。銅貨は一応ココの
稼ぎ頭なので
なんとも言いがたいなぁ…」
「なんだかんだでシンヤさんは
銅貨に甘いからね~」
女のわぁっと言う泣き声が
聞こえ振り返ると
案の定、修羅場と化していた。
両手で顔を覆い泣く女と
困った顔の銅貨。
いい加減でだらしが無いが、
本当に悪い男ではない銅貨。
だから余計に始末が悪い。
女の肩に手を置こうとする
銅貨を見て
思わず声をかけていた。
「銅貨、話は終わった?」
これ以上かまうと本当にややこしくなる。
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