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あの手のタイプは早々に切る方が良いだろう。
「エン…。あぁ」
私の助け舟に、明らかにホッとした表情になり
「ごめんね」と女へ声をかけ、こちらへと足を向ける。
その態度に女はさらにショックを受けたようだ。
銅貨を追い越し、私の前まで走って来る。
「何よ!嘘ついてっ
バカにしているわけ!」
言葉と同時に張り手が飛ぶ。
パシンッ
気持ち良いほど良い音がした。
力の加減をしらない女って恐ろしいわ。
明日は腫れるかもしれないなぁ。
ややこしいことは嫌いだ。
面倒くさいことは嫌いだ。
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