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(俺たちって付き合ってる
っていうのかな?)
高校生じゃあるまいし…
溜め息をつく私の背後から
声が降って来た。
「どうしたの?
変な顔してるよ」
私の右側の席が銅貨の定位置。
「何かあった?」
イスに座りながら尋ねてくる
銅貨。
銅貨のバイト時間は
終わったようだ。
シャツにジーンズという
いつものラフな服装をしている
無言のまま、
携帯画面を銅貨に向けると、
メールの内容を確認し、
銅貨は苦笑した。
「悪い女だね…エンは。
また連絡無視してたんだ?」
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