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「私はいたって通常の平凡な
どこにでもいる女よ
悪女で無いわ」
私がメール不精であることを
銅貨は、十分すぎるほど
知っている。
それが原因で
男と別れることも…。
ウィスキー水割りで
と銅貨が注文し、
私へと向き直る。
「恋する人間はみんな愚か者だ
メールくんを弄ぶエンは
悪女だよ」
どこか芝居じみた
銅貨の物言いに軽くイラッと
してしまう。
ぶっちゃけ、
メールくんと付き合った
つもりは私には全くない。
付き合ってくださいとも
好きだとも
言われなかった。
いつの間にかメールくんの
彼女になっていた。
非常に可笑しな話だと思う。
「私は良いお友達のつもり
だったんだけどねぇ…」
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