●セブン

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  銅貨の目の前に手のひらを広げ 一つずつ指を曲げながら答えていく。 「大切なものの順番よ。  一番は自分で  二番は睡眠。本能の欲求ね。  三番は家族。  四番はそうね…あの人。  五番は趣味。自分の時間。  六番目が友人。  で、七番目が銅貨…かな?」 わかった? と上目づかいに尋ねると銅貨は 「ふーん」 っと分かったのか 分かってないのか… いまいち分かりにくい 相槌をうって 私の隣へと寝転んだ。 「七番目かぁ~」 枕に顔を埋めながら 銅貨がしみじみとつぶやく。  
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