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観察眼の鋭い女子や、
シンヤさんの甘く響く
アルトの声に魅了される人が
老若男女問わず密かにいる。
シンヤさん本人は
全く気付いてなさそうだけど…
「それは知ってるわよ。
年下を上手く手の上で転がす
タイプかと思ってた。
何か全然余裕ない
かんじねぇ?」
肩をすくめシンヤさんを
顎でさしエンが言う。
バイトを始めて2年になるけど
シンヤさんが感情をあらわに
する姿を見たのは始めて
かもしれない。
電話の相手と会話が
終わったのだろう、
乱暴に携帯を切り、
畜生とシンヤさんは頭を
かいている。
うん。意外な一面だ…。
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