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「だから無理な話よ。
銅貨にとって私もその辺の
位置でしょ?」
「エンは一番大切にしてくれる
人がいいわけ?」
「一番なんて無理よ。
せめて大切なものの
四番目ぐらいに入れば
いいかな~」
「………」
それから、
銅貨は何も話さなくなった。
てっきり私は
寝てしまったのだと思って
本を読んでいたら
しばらくして、
銅貨がつぶやいた。
「………エンは3番目ぐらい…
かも?」
銅貨なりに、ものすごく考えた末の結果なのだろう。
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