●セブン

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  銅貨の一番は誰であるか 私は知っている。 「嘘ばっかり」 「嘘じゃねーよ!」 「じゃ、七番目ぐらいに  しといて」 「なんだよそれ…」 わけわかんねーっ と腕と足をじたばたと動かし クロールのようなまねをした。 私の方がわけわかんねーよ。 と軽くつっこみながら 開いていた本への視線を戻す。  
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