6/7
前へ
/11ページ
次へ
少し歩くと小さな 片付いた部屋に案内された。 使いふるされた木製のベッド,机,椅子といった家具。綺麗に整頓された小さな部屋。 自分の部屋なのだろう踏み入れた瞬間にそう感じた。 「どうかな,ここがお主の部屋だ。前の持ち主の趣味で,家具に統一性はないがの。いい想いのつまった品ばかりじゃ」 言われて部屋に入ったときの薄い違和感の正体に想いが至る。ただイヤではなかった 「今日はもう疲れておろう。休まれるとよい。明日は色々と長くなる」
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加