第1章 孤独

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アスファルトの上を急ぎ足で過ぎ去る人々。誰一人と振り向かない。ただただ前へと歩いて行く。 同じ机に向かい同じ制服を着て同じ授業を受けてる自分とクラスメート達現代で言う“平等”と言うヤツだ。このクラスは特級。勉強中心のクラスだ。メガネをかけて休み時間昼休みまでも勉強に励む。やめたいならやめればいい。したくないならしなくていい。担任はそう言ってくるが1分1秒勉強しないとクラスから置いていかれるという不安があってだろうか。誰一人と勉強をやめようとはしない。 あたしは幼い頃に感じた孤独感を思い出していた
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