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ｶﾊﾞﾝ棚に引っ掛けて
派手に商品ぶちまける
突然開いたﾄﾞｱに直撃
おでんの汁こぼした
それでもまた
このｺﾝﾋﾞﾆへ来るよ
会えるから
はにかんだ顔をして
こっちを見ているよ!?
これはﾌﾗｸﾞが
立ちそな予感がしてきたよ
立ち読みするﾌﾘ
お財布の中身を確認
会計終わる
何も起こらない
帰る直前
あの子がそっと教えてくれた
冗談やめてよ
笑われてたのね
ｽﾞﾎﾞﾝの窓が全開だよ
35円足りない
見間違えてた
ﾚｼﾞに並んだ
会計待ちの人の視線
小さい声で
やっぱりｺﾚやめときます
会計済ませ
出口へと急ぐ
いつも寄るｺﾝﾋﾞﾆ
明日来るのがちょっと恥ずかしい
どうして貴方は
穴以外似ているの？
100円と50円玉
～回想ｼｰﾝ～
店員「ありがとうございました」
男（初めて見かけてからだいぶ経つのに…
結局、一度も話し掛けられないまま…
あーあ、何やってんだかなぁ…）
店員「あ、あの！すみません！！」
男（え？！な、な、なんだ？！）
店員「よかったぁ、間に合って。
あの、これ…
さっき、おつりを間違えちゃって
本当は100円なのに、50円玉をお渡ししてしまって…
本当にすみません…
どうして似てるんですかね、100円と50円玉って。」
男「えっ…。」
店員「本当にすみませんでした。それじゃ…。」
男「えっ、あ、あの！！」
店員「はい。」
男「え…いや…その…
何でもないです！！あはははは！！
あはは…。(ｸﾞｯ)
また…来ます。」
店員「はい、お待ちしてます。」
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