真美と亜美

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『真美ちゃん、亜美ちゃん!  先にタクシーで帰ってなさい』     父の仕事が残っていた為、ぁたし達は、またバカをしながら帰る事にした。       『真美どした?  なんか疲れてね?』     ノリの悪いぁたしに亜美が気付いた。     『うん…さっきの人…  モチャクチャタイプなんだけど…』     『たしかに男前だったね♪  てか真美、家族いない人だし』     『ギャハハハハ!!!  忘れてた!!』     明るく振る舞いながらも、 何だか気になって、落ち着かなかった。     『帰ったらプロフィール調べてみよう…』     『後で連絡してね♪』     『ゥイー♪』   ぁたしは、右手の親指と小指だけ立てて、プルプル振るわせながら返事をした。
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