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入学式を終えて、今現在、新入生の遊は自分が一年間学ぶ1―Aクラスに向かっていた。
遊はクラスに向かう間に共にGEHSに進学した友達の忍(しのぶ)と話していた。
遊「はぁ~…、入学式長かったな。しんどかったわ~。」
忍「まあ、そう言うなって。これからクラスで顔合わせだろ?辛気臭いままじゃ印象悪いぞ?」
遊「ん~、ぶっちゃけどうでもいいわ。目立ちたくないし。つうか、そういえばお前何でこの学校に来たんだ?お前そんなに守護獣とかに興味あったっけ?」
忍「お前みたいな守護獣つうか動物好きじゃねぇから、そこまで興味無えよ。ただ行きたい高校特に無いし、お前といる方が面白い事が起きそうだからな。」
遊「そんなもんか?まぁ、いいけど。それよりも楽しみだな!俺にはどんな守護獣が来るのかな?やっぱりさ、ドラゴンとかグリフォンとか良いよな!でも猫とか犬とかの可愛い系も捨てがたいよなぁ…。」
忍「おいおい!落ち着けよ!つうか、なんで天使とか悪魔とかは出てこないんだ?」
遊「はあっ?お前守護獣つったら動物系だろうがよ。亜人種にゃ対して興味無いね。」
忍「天使とか悪魔だったら綺麗な女の子が多いらしいぞ?」
遊「はっ!尚の事興味無いね。」
そのようなたわいもない雑談をしている内に教室に着いたようだ。クラスの人数は30人程度と一般の高校と対して変わらない人数である。
遊の席は右端の列の一番最後尾で、忍がその前の席のようだ。
遊「おっ!良い場所の席になったな!」
忍「寝るには楽な席だな。取り敢えず座ろうぜ?」
忍がそう言うと、二人は自分達の席に向かった。すると、遊の隣の席の女子が遊達に気付いたらしく、手を降っている。
?「お~い!こっちこっち!」
遊「んっ?…あっ!お前は美咲?!」
そこにいた女の子の名前は美咲(みさき)。因みに遊、忍、美咲の三人は古くからの幼馴染みでいつも三人で遊んでたりしていた。
遊「何でお前もこの学校にいるんだ?他の普通の公立高校に進むんじゃなかったのか?」
美咲「ん~、それはね~?」
遊「それは?」
美咲「それはね~?」
遊「………………………………………………………………………………………………………早く言えい!」
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