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というかコイツより明らかに速い速い。既に来てるし。
「アリア!」
…まぁた声は女性だな。こっちは純白のコートかよ…。背は若干黒コートより高いな。
「…姉様…」
…デジャブ?
また女性の声だろ…。こっちは緑のコートで黒コートより背が低い上に声が幼い。
「姉貴!」
ハイハイ、把握。お前も女性か。青いコートで……って統一感ないな…。背は…一番高いな。それでもせいぜい170くらいか?
「アリアさぁん!」
う~む…癒されるスウィートボイスだが、それはまた別の機会に聞きたかったな。…にしてもピンクのコートはあるあr……ねぇよ。ま、背は一番小さいし…許そう。
「みんな~!助かったです~!」
だろうな。オレは何となくピンチ感じてるし。
「貴様、何奴!」
白コートがよりによって黒コートと同じ事聞いてきやがった。
…だから、人に名前を尋ねる前にまず自分のなま……
『地龍の双爪よ、彼の者を貫き引き裂け。グレイブクロウ。』
…ちょっとそこのミドレンジャー。話の腰をへし折るな…。弁明するヒマぐらい与えろ。
とか言ってやりたかったが、地面が隆起しながら徐々に近付いてきていては言うに言えない。
何故かって?避ける事が最優先事項だからだ。
とりあえず地面の隆起が目の前に来た瞬間、横に飛んで逃げた。すると案の定、オレが今までいた場所に岩の氷柱みたいなのが飛び出てるではないか。
…結論。
コイツら、ヤクザよりタチ悪い…。
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