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「ええ。もっとも今は神格を奪われてただの獣に成り下がっているようですが・・・」
冷笑を浮かべ言う。
「人間よ。今すぐこの世界から出ていけ。主が人間界などと空間をつないでいるおかげで、空気がまずくてかなわん。」
「それは、できかねますね。少し、人を待っておりましてね。あなたこそ、お引き取り願えませんか!?」
「愚かなり人間よ。せっかく、主の行為を許し、先程の無礼も許してやろうと言っているのに・・・」
膨らむフェンリルの殺気!!!
「許していただけないとすれば、どうなるのでしょうか?」
自分に向けられた殺気をものともせず涼しい顔で言う。
「こうするまでよ。」
フェンリルの姿がかき消える!
そして、鏡の背後に現われ、その鋭く尖った爪で鏡の首を落とす!!!
おと・・・
しかし、そこには鏡がいない。
「なっ!?」
驚きの表情を隠しきれないフェンリル!。
「私はここですよ。」
いつのまにか先程、フェンリルがいた場所に移動している鏡。
「ちっ。空間転移か!?」
吐き捨てるようにフェンリルが言う。
「私の能力の1つですよ。」
「人間風情が小賢しい真似を・・・」
そう言って今度は、フェンリルの姿が闇に融ける。

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