序章 騒乱の予感

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さて所変わって 此処は朱雀城 大広間 幻想郷より八雲 紫が 来訪するとあって 四神とその副将達が 集まっていた 「時間的にはそろそろ 来るはずだけど・・」 雅はそう言い中空を見渡す 「ね、ね雅その紫ってさ どんな人なの?」 身長30㌢位の女性頼香が聞く 「こら、頼香余り 探索するものでは・・」 眼鏡を掛けた 黄緑色の髪をした男性 鋼冥が止める 「良いじゃないのよ会ったのは 雅、菫、棗、栞だけでしょ」 「まあまあそう騒がずとも 向こうの方から・・」 頭に龍の角をつけた 青髪長髪の男性 零信が頼香を宥める その時 空間より裂け目が現れ 一人の洋風の衣装 を身に纏った女性が現れた 「来たわね紫」 「ほぅ、中々美人・・」 「お兄っ!」 紫の姿に見取れていた皇牙は 妹の麗牙に太腿を抓られた 紫は四神の前に正座すると 深々と頭を下げた 「はじめまして 八雲 紫と申します 幻想郷の事件のお礼と 頼み事があり参りました」 紫にしては堅苦しい 話し方である 「紫 良いわよ崩してくれて で用件は?」 雅が聞き返す 「実はこの国に幻想郷の何人か 連れて来たいと思ってるの」 「成る程、で俺達の承諾が 必要と見たのか」 「ええ、まあその前に 幻想郷で少し騒ぎがあって・・」 「騒ぎ?」
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