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キーンコーンカーンコーン
「やばっ!!予鈴鳴っちゃったよ。こりゃアノ手使うしかない」
はい、と僕にカバンを渡すとふわっと浮いた
「まさか…ちょっ……ずるい~!!」
わめく僕を下に見ながら彼女は高く空へ舞い上がった。教室は3階だ
ガシッ
窓枠に手をかけ、ひょいっと中に入った
「あたしセーフ?ねぇっセーフ??」
クラスメイトは何を驚くわけでもなく、窓から入ってきた彼女にセーフであることを伝える
「よっしゃっ!!」
ガッツポーズ
僕はというと、彼女のカバンと自分のカバンを担ぎながら3階という微妙に長い道のりに、さっき走ってきた疲れも重なってヘロヘロな状態で教室に辿り着いた
息を切らせながらドアをあける
「僕はセーフ?」
「アウトオォオ!!」
クラス全員が僕を見ながら笑って言った。
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