黒猫Ｗｅｂラジオ

第一回

　
ひーくん
「えー……」

お嬢様
「そんなに嫌なんですか!?」

ひーくん
「嫌に決まってるじゃん。そもそも、この黒猫Ｗｅｂラジオってなんなわけ？」

お嬢様
「某Ｓ一等兵さんの素晴らしい作品を読んだアリスさんが――」

ひーくん
「ストップ。いいや。わかった。よーくわかった。つまりまた何の考えもなしに一つ作品が増えたのね……」

お嬢様
「簡単に言うと、そうです」

ひーくん
「ま。ぶっちゃけどうでもいいけど」

お嬢様
「いいんでしょうか……？」

ひーくん
「いいんじゃない？　一応ことわってはいるみたいだし」

お嬢様
「はあ……」

ひーくん
「それよりもさ。いったいコレは何をやるわけ？」

お嬢様
「さあ？」

ひーくん
「さあ？　――て、何か聞いてたりとかしないの？」

お嬢様
「アリスさんからは――あ。今さらですけど、アナタのアリスさんじゃありませんよ？　クリエイターの黒猫 婀凜栖さんは――」

ひーくん
「アリスが……」

お嬢様
「てきとーにやっちゃって、と」

ひーくん
「………………」

お嬢様
「………………」

ひーくん
「………………」

お嬢様
「………………？」

ひーくん
「……ん？　それだけ？」

お嬢様
「はい。それだけですよ？」

ひーくん
「……マジで？」

お嬢様
「マジです」

ひーくん
「たとえばゲストを呼んで楽しく雑談とかお互いが出てる作品についてのお話とか裏話とかは……？」

お嬢様
「ないですよ？」

ひーくん
「……おい」

お嬢様
「あ。でも次回から取り入れていきましょう！　ナイスアイディアですよ！　ひーくんさん！　幸先の良いことですねっ！」

ひーくん
「よくない。全っ然よくないから。もう第一回が始まっちゃってるから全然よくないよ」

お嬢様
「では今から呼びましょう。ゲストさーん！」

ひーくん
「いや。いやいや……元から呼んでないんだからそんな無茶を――」

遥香
「お呼びでしょうか、お嬢様」

ひーくん
「来ちゃったよ!?　つーか、今どこから現れたの!?　あとメイド!?」

お嬢様
「あ。でも今回は初回なのでこれくらいで終わりにします。遥香はまた次の機会にお願いしますね」

遥香
「それは残念です……」

ひーくん
「……せっかく来てもらったのにすみません」

お嬢様
「それではまた次回！」

ひーくん
「早っ!?　つーか、アンタこの人に謝れよ!!」

To Be Continued♪