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いつの間にか 後戻りできない所に居た   彼を好きかどうか わからないけど   好きって感情が わからないから。   でも、大切だった   すごく大切な人   久しぶりにA君に電話した   『もしもし?A?』   「おーユキか?!元気しとったんか?」   『うん!!』   「そりゃぁええことじゃ!!〇〇とどーなん?」   『何がぁ?』   「んー…好きなんか?」   『あー好きっちゃー好きだけど…でも本気になっちゃダメな気がするんだよね。ただのカンだけど…』   「ユキ?あいつはやめとけ」   『…なんで?』   「いい奴だよ?ツレとしてはな。でも、本気になったら痛い目見るのお前じゃけぇ。絶対泣くから。遊びならええけど、本気になっちゃダメ」   『やっぱり?(笑)』   「別に俺が関係ねぇ女ならこんなん言わねぇけど。オメェは知らねぇ奴じゃねぇし、可愛がってるしな。やっぱ泣かせたくはねぇから。あいつはやめとけ」   『うん』   その後は いつも通りバカ話。   Aは、優しいから 「ダメ」って言うのは すごく珍しい   どんだけあたしが バカなこと言ったとしても   自分の意見は ハッキリ言うけど あたしの意志を 尊重してくれる人だから   否定されたのは 初めてで…   でも、Aがダメって言うなら ホントにやめといた方が いいんだろうな   そう思った。   それでもね あたしバカだから 惚れちゃったんだ 本気で(笑)
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