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A君と仲良くなってからも
あたしはまだ
夜遊びばかりしていた
ただ寂しかっただけ
独りで居るのが嫌で…
ただそれだけ。
あたしなんかを
『好き』だと言ってくれる人
何人傷付けてきたんだろ?
利用できるものは
利用する
その時のあたしは
それしか考えてなかった。
必要とされたくて
愛されたくて
自分が誰かを
愛すことなど
できなかったくせに…
寂しい
苦しい
独りは嫌
それだけの理由で
男と寝た。
みんなすごくいい人で
『この人となら幸せになれる』
そう思ったけど
でも…
誰も好きになれなかった
身体を重ねて
『好きだよ』と言われて…
『付き合ってほしい』
本気で言ってくれた人
あたしはその気持ちを
踏みにじったんだ
その頃のあたしは
最低だったと思う。
自分のしたことは
ちゃんと自分に
返って来るんだよね…
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