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ビクッ
それにしゅんのからだが反応した
「………え?」
しゅんは目を覚まし英二を見る
「…………」
「……え…いじ……君」
英二は目を開けていた
まだしゃべれないのか何も言わない
「………英二…君……」
話せない
その代わりに英二はしゅんに微笑んだ
「…………っ」
しゅんの目から涙
「………ったろ……」
英二が小さくつぶやく
「………そ…ばに…いるって………言ったろ……?」
しゅんの頭にはあの時の言葉が
『だから……
斎藤春華さん
付き合って下さい
俺はしゅんを残して死んだりしません
……そばにいます
俺は……しゅんが好きです』
『そばにいます』
「…………うん」
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