12.涙

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病院をでた ファミレスまでは歩いて30分くらい 二人はゆっくり歩いていた 「夏苗ちゃんの誕生日過ぎたなー」 「ケーキ結局買ったけどオムライス作れたよ!得意になった!」 「…あーそー」 英二は適当に返事をした 「なにそれ!!あ、英二君からのプレゼントも渡したから」 「あ、ありがとう」 「イルカのぬいぐるみとか!夏苗じゃなきゃ喜ばなかったよー」 しゅんは笑う どうやら英二は大きいイルカのぬいぐるみを買ったらしい 「夏苗ちゃん水族館好きだからさ、そんときイルカめっちゃ見てたし!だからぬいぐるみ」 「なるほど…ちゃんと見てたんだ」 しゅんは感心していた 「そうだよ!」 「あ、今日私の親も英二君の退院祝いにくるよ」 「…………は!?」 .
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