12.涙

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「……………」 しゅんも足を止めた 「だって未来はわかんないだろ!?」 英二は叫ぶ 「…また…しゅんを泣かすかもしれない。泣かしたくないのに……また泣かすかもしれない。未来はわからないから!」 しゅんの足は止まったまま 「………でも…おれが笑って……幸せに……未来を送れるためには……しゅんが必要だよ。だから……そばにいてほしい。俺のために……そばにいて」 しゅんはゆっくりと振り返る 目には涙をためて 「…………プロポーズかよ」 しゅんがつぶやいた 「……ふっ…」 さっきと同じやり取りで英二は笑う 「そうだよ」 英二は笑った .
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