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「……………」
しゅんも足を止めた
「だって未来はわかんないだろ!?」
英二は叫ぶ
「…また…しゅんを泣かすかもしれない。泣かしたくないのに……また泣かすかもしれない。未来はわからないから!」
しゅんの足は止まったまま
「………でも…おれが笑って……幸せに……未来を送れるためには……しゅんが必要だよ。だから……そばにいてほしい。俺のために……そばにいて」
しゅんはゆっくりと振り返る
目には涙をためて
「…………プロポーズかよ」
しゅんがつぶやいた
「……ふっ…」
さっきと同じやり取りで英二は笑う
「そうだよ」
英二は笑った
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