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朝
朝日が窓から差し込む
カーテン閉めてなかったっけ
そう思いながら二日酔いでフラフラする体を起き上げた
まだ6時
3時間しか寝ていない
バイトは昼から
昼まで寝とくつもりだったのに
少し太陽を恨んだ
ザッ
カーテンを閉める
閉めてすぐまた男は寝た
男の名前は
平塚英二(ヒラツカエイジ)
近くの大学に通う2年生
20歳になったばかり
大学にはあまり行っていない
バイトと飲み会に明け暮れる毎日
でもその毎日に充実感を覚えていた
大学も辞めてもいいかな
そうだらしない男
容姿はいい
茶色というより黄色っぽいオレンジみたいな髪
二重の瞳
すっとした鼻
身長は182㌢
すらっとしている
だが性格がだらしない
女性関係にも生活にも
“どうでもいい”がポリシーだった
だから彼女もいない
適当に遊んで適当に別れる
だからよく本気になった女とトラブルがある
だが英二はそれも“どうでもいい”のだ
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