1.出会い

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朝 朝日が窓から差し込む カーテン閉めてなかったっけ そう思いながら二日酔いでフラフラする体を起き上げた まだ6時 3時間しか寝ていない バイトは昼から 昼まで寝とくつもりだったのに 少し太陽を恨んだ ザッ カーテンを閉める 閉めてすぐまた男は寝た 男の名前は 平塚英二(ヒラツカエイジ) 近くの大学に通う2年生 20歳になったばかり 大学にはあまり行っていない バイトと飲み会に明け暮れる毎日 でもその毎日に充実感を覚えていた 大学も辞めてもいいかな そうだらしない男 容姿はいい 茶色というより黄色っぽいオレンジみたいな髪 二重の瞳 すっとした鼻 身長は182㌢ すらっとしている だが性格がだらしない 女性関係にも生活にも “どうでもいい”がポリシーだった だから彼女もいない 適当に遊んで適当に別れる だからよく本気になった女とトラブルがある だが英二はそれも“どうでもいい”のだ
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