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あっという間に12時半
英二はジャケットをはおり家を出た
バイクにまたがりアクセルをふむ
ファミレスまではバイクで15分
駅近くの大通りにある
そのためお客は多く大盛況
忙しかった
ましてや今日は土曜日
いつもより多いだろう
ブルルルッ
ファミレスについた
バイクを止め、スタッフ専用の入口から入った
「お疲れ様っす」
そこにいたのは3個上の先輩、二条先輩だった
二条先輩は英二の大学を去年卒業した先輩
今はバイトに明け暮れる毎日らしい
学部やサークルは違ったがすぐ仲良くなった
二条は英二の憧れ
頼れる兄貴だった
「よー英二。今日は今からか?」
いつもながらに渋い顔
大人の魅力
ダンディーで南京錠のネックレスがよく似合う
「はい。先輩は終わりっすか?」
「そーだよ。夜の4時からしたんだけど眠くてやべーや」
「客どうです?」
「あー多いぞ………たぶん夜はもっと多くなるな……英二夜までだろ?」
「そうっす………忙しくなりそうですね……」
「あ、今日から新入り入るらしいぞ。7時からだっけな?女だとよ」
ニシシっと二条は笑った
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