1.出会い

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「女っすか」 英二は失笑した 「何だよ。かわいーかもしんないぜ?」 「かわいくてもブスでも仕事ちゃんとしてくれたらいいっすよ。お荷物にはなってほしくないですね」 「ったくお前はかわいくねーな」 軽く英二は叩かれた 「そんなお前がもてるのがムカつくよ」 二条は笑った 「いや……いざこざによく巻き込まれてうざいだけっす」 「お前まさか中学とかの時もそんなん言ってたの!?」 「いやいや……そのころは部活命でしたから」 「初めて彼女できたのいつ?」 「…………高校1年っす」 そう言った瞬間 「二条さん!!あ…平塚君!早く着替えて手伝って!忙しくて」 ドアが開いた 「はーい」 英二は返事をした 「何だよ早紀」 「呼び捨てしないで下さい!ライター忘れてましたよ!また隠れて吸ってたでしょ!?」 早紀 バイトの女 英二の1個上 女子大に通ってる サバサバしてショートカットでいい人 話しやすく人見知りせず、面倒見のいい人 女っぽくなくて英二が唯一よく話すバイトの女の先輩だった
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