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「女っすか」
英二は失笑した
「何だよ。かわいーかもしんないぜ?」
「かわいくてもブスでも仕事ちゃんとしてくれたらいいっすよ。お荷物にはなってほしくないですね」
「ったくお前はかわいくねーな」
軽く英二は叩かれた
「そんなお前がもてるのがムカつくよ」
二条は笑った
「いや……いざこざによく巻き込まれてうざいだけっす」
「お前まさか中学とかの時もそんなん言ってたの!?」
「いやいや……そのころは部活命でしたから」
「初めて彼女できたのいつ?」
「…………高校1年っす」
そう言った瞬間
「二条さん!!あ…平塚君!早く着替えて手伝って!忙しくて」
ドアが開いた
「はーい」
英二は返事をした
「何だよ早紀」
「呼び捨てしないで下さい!ライター忘れてましたよ!また隠れて吸ってたでしょ!?」
早紀
バイトの女
英二の1個上
女子大に通ってる
サバサバしてショートカットでいい人
話しやすく人見知りせず、面倒見のいい人
女っぽくなくて英二が唯一よく話すバイトの女の先輩だった
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