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山を半分ぐらい登った所で、霧がではじめ辺りが見ずらくなってきていた。
「おいおい。霧とか勘弁してくれよ。前が全然見えないじゃんかよ」
光輝は、運転しながら文句を言っている。
「スピード落としてゆっくり走れよ」
俺は、事故したくないので光輝に、スピードを落とさせ、助手席に乗っていたので、自分でも前を注意深く見る。
愛が車から外を見ながら言う。
「こんな霧で夜景見れるの?危ないから戻らない?」
すぐに祐実が反論する。
「頂上は霧ないかもしれないじゃん!行くだけ行こうよ!」
祐実があまりにも強気で言うので、愛は何も言えなくなってしまった。
車内の雰囲気が悪くなったのに気づくと、すぐに光輝は音楽のボリュームを上げる。
車内には、ミスチルの曲が大音量で流れていた。
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