8/13
前へ
/15ページ
次へ
山を半分ぐらい登った所で、霧がではじめ辺りが見ずらくなってきていた。 「おいおい。霧とか勘弁してくれよ。前が全然見えないじゃんかよ」 光輝は、運転しながら文句を言っている。 「スピード落としてゆっくり走れよ」 俺は、事故したくないので光輝に、スピードを落とさせ、助手席に乗っていたので、自分でも前を注意深く見る。 愛が車から外を見ながら言う。 「こんな霧で夜景見れるの?危ないから戻らない?」 すぐに祐実が反論する。 「頂上は霧ないかもしれないじゃん!行くだけ行こうよ!」 祐実があまりにも強気で言うので、愛は何も言えなくなってしまった。 車内の雰囲気が悪くなったのに気づくと、すぐに光輝は音楽のボリュームを上げる。 車内には、ミスチルの曲が大音量で流れていた。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加