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光輝は、車を走らせ続けるが、なかなか頂上に着かない。
光輝は不安な顔して、俺に聞いてきた。
「あれ?こんなに登ったっけ?」
「ん~。もう着いてもいいと思うんだが」
俺もたまにしか来ないので、曖昧な返事しかできなかった。
すると隆二が、変な事を言い始めた。
「さっきから同じ所をずっと走ってる気がするけど……」
『えっ!?』
隆二が言った事に5人は焦り、外を見た。
車内は静かになり、音楽が虚しく流れていた。
少しの間沈黙が続き、愛が重い空気に耐えきれず、話し始める。
「もう帰ろうよ」
「そうだな」
俺は、このまま進むのは危険だと思い戻る事に賛成した。
「じゃあ、戻るね」
光輝は車をUターンさせ、来た道を戻った。
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