ヤスの居ない毎日…

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今日もいつもどうり仕事に向かう… 車の中でヤスとの思い出の曲を聞きながら毎日涙していた。 『おはよぅ』 『おはよぅミカ!…あれ?どしたん?元気ない?』 『…んなことないよぅ♪ちょっと寝不足やねん!もぅ歳かな~寝不足が顔にでてたらアカンなぁ』 昔からの付き合いがある佳子に笑いながら答えた。佳子は全て…ミカのプライベートを知ってる子でもあった。 『今日も一日暇かなぁ?ミカ寝てまうかもねぇ♪』 『…ミカ、何かあった?どしたん?』 『へっ?何が?ちと寝不足なだけやで!』 『…あのさぁ、ミカ、あんたは大概何かあっても笑ってるけど、今日…あんた笑ってないで!なんかあったんやろ?』 『…気のせいやろ!ほんま疲れてるだけやって~』 『ミカっ!な…』 『おはようございます!』 『あっおはよう♪』 新人の子達が出勤しち来たおかげで佳子の拷問から逃げる事ができた。 ミカ笑えてない? 笑える…大丈夫!ミカは強いから…。 今は笑うしかないねんから笑え…笑え! …っ(笑)なっさけな…。 何やってんやろ。笑えゃ…。自分だけ…惨めやな。 この時本当に惨めで情けなくて悔しかった…。 自分だけ引きずってるかもしれない、ヤスは幸せに笑ってるかもしれない…相手の事を考えるとそれが良い事なのに私はそんなに良い人じゃないから好きな人が幸せなら…って考えを持つ事はできなかった。
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