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―3日後―
セルレイ達は入学式の為、大講堂にいた。
しばらくすると新入生が入って来て、次々と席に座って行く。
新入生が全員席に着くと、ガルクスが舞台へと上がり、一礼して、挨拶を始める。
《この度は入学おめでとう。
君達は魔法使いの卵だ。
一生懸命勉学に励み、立派な魔法使いになって下さい。》
ガルクスはそれだけ話すとまた一礼をして舞台を後にした。
そして、無事に入学式は終わり、今日の行事は終わり、自由時間になった。
セルレイは部屋でのんびりと本を読んでいた。
―コンコン―
「あぁ…」
セルレイが返事をすると、ミーアとライアが部屋に入って来た。
セルレイは視線を本からミーア達に向ける。
「…どうした?」
「ガルクス学長の所に一緒に来て欲しいんです。」
セルレイが本を閉じて、空中に投げると、本が消えた。
セルレイは立ち上がり、ミーアとライアの前を歩いて、学長室へ向かった。
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