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「お父様!!」
「レアナ!!無事だったか!!」
レアナがエルゥから飛び降り、グレイに駆け寄った。
グレイは帰ってきたマルティス達を見回し、セルレイが居ない事に気付いた。
「セルレイ君は?」
「…後から帰って来ます。」
グレイはレアナの表情を見て、それ以上は追及しなかった。
「皆ありがとう。
君等のお陰で被害が最小限で済んだ。
今日はゆっくり休んでくれ。」
グレイはマルティス達と共に屋敷に入って行った。
レアナ達は食事を終え、それぞれの部屋で休んでいた。
「…レアナ…」
「セルレイ!?」
レアナは部屋の外から聞こえたセルレイの声に気付き、急いでドアを開けた。
「入ってください。」
セルレイは無言でレアナの部屋に入った。
レアナはドアを閉め、椅子に腰掛ける。
「ソフィーちゃんは?」
「…ミナリアの所だ…」
「…食事は?」
セルレイは首を横に振る。
「…食事…持って来ますね。」
レアナは部屋を出て行った。
(…飯…食う気しない…)
セルレイはベッドに腰下ろし、溜め息をついた。
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