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―翌朝―
「セルレイさん!!」
「起きてください!!」
セルレイはミーアとライアに揺り起こされ、目を擦りながら体を起こす。
「ご飯ですよ。セルレイ。」
ミーアとライアの後ろからレアナが歩いて来た。
「…わかった…今行く…」
セルレイは立ち上がり、洗面台に歩いて行く。
セルレイは顔を洗い、洗面所から出てきた。
「…何で待ってるんだ?」
「ミーアとライアがセルレイに頼みたい事があるそうです。」
レアナがミーアとライアに目配せすると、ミーアとライアが口を開く。
「私達、あと3日でクルセア学園に入学なんです。」
「そうか…おめでとう…」
セルレイはまだ意識がハッキリしないようで、虚ろに答える。
「それで、私達が入学したら、ダークエンジェルの第一部隊に入隊させて下さい!!」
ミーアの言葉でセルレイの意識がハッキリした。
「…第一部隊に入隊?」
ミーアとライアは頷く。
セルレイは解答に困り、レアナを見ると、レアナは苦笑いしていた。
セルレイは頭をかいた。
「確かに、第一部隊の隊長は俺らしいが、最終的に入隊を決めるのはガルクスだ。
入隊したいんだったら直接ガルクスの所に聞きに行け。」
セルレイは欠伸をしながら、部屋を出た。
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