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「…今のは…」
「セルレイさんは私達の入隊を認めてくれたって事だよね?」
ミーアとライアは顔を見合せた。
「「やったぁー!!」」
二人は手を取り合い、声を上げて喜んだ。
レアナはその光景を笑顔で眺めていたが、顔を引き締め、ミーアとライアに話し掛ける。
「ミーア、ライア、まだ入隊出来ると決まった訳ではありませんよ。」
「「うん!!」」
ミーアとライアは同時に返事をして、部屋を出て、リビングに向かった。
レアナも後について、リビングに向かった。
「「いただきます。」」
皆席に着き、朝食を食べ始める。
「セルレイ君…」
グレイがセルレイに話しかける。
「…君には…何とお礼を言えばいいか…
ありがとう。」
グレイはセルレイに頭を下げる。
「…そんな…頭を上げて下さい。」
「マルティス君も、ニーナちゃんも、ミナリアさんも、本当にありがとう。」
マルティスが慌てて口を開く。
「気にしないで下さい。
僕達は何も…」
「…君達は本当に強い…」
グレイは顔を上げ、笑顔でマルティス達を見た。
「…食事を続けよう。」
グレイの言葉で、また皆朝食を食べ始めた。
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