10627人が本棚に入れています
本棚に追加
/587ページ
「入るぞ。」
セルレイは学長室の前に着くなりノックもせずに中へと入って行く。
ミーアとライアは【いいのかな?】などと思ったが、とりあえず一礼だけして、学長室へ入って行った。
「おや、セルレイ君が呼びもしないなんて珍しいと思ったら、新入生が一緒だったんですね。」
ガルクスはミーアとライアを見てニッコリと笑った。
「ガルクス、この二人がガルクスに頼みたい事があるらしい。」
「ほ~う、何ですか?」
ミーアとライアは顔を見合せて、同時に頭を下げて、ガルクスに頼む。
「「私達を第一部隊に入隊させて下さい!!」」
ガルクスはミーア達を驚いた顔で見た。
「…第一部隊に入りたい…と…」
ガルクスがセルレイに目をやると、セルレイは溜め息をついた。
「彼女達はクレイシア家…レアナの妹達で、今年入学した新入生だ。
ダークエンジェルの事は恐らくレアナから聞いていたんだろう…」
セルレイが一息で説明すると、ガルクスが頷き、ミーア達に視線を移した。
最初のコメントを投稿しよう!