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それは唐突な出来事だった……
「お前ハーレム好きか?」
「ハッ?」
朝起きて最初に聞いた、椅子に座っている親父の一言は、あまりにも脈絡が無く、腰に手を当て牛乳を飲む俺の動きを停止させるのに充分な発言であった。
まあ…そりゃ、ハーレムなんて男の夢だし……
嫌いじゃないよ……
いや、すんません!!
言い方に違いがありました!好きです!めっちゃ好きです!!
「じゃあさ、お前女子校行け!」
ついに頭にウジ虫が沸いたらしい、おめでとう。
でも、アンタの頭にいるウジ虫達が可哀想だから早めに解放してあげてくれよ。
「はいはい、りょーかいりょーかい」
そう言って、一度止めた体の動きを再起動させる。
そもそも女子しか入れないから、女子校って言うんだろ。
カエルの子はカエルって言うが、ウチに関しては鳶が鷹を産んだな。
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