喜びの舞

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そんな会話をしていて今更思った。 俺…下の名前聞いとらんよ…… ほうほう、ゲスに教えられんと言いたいわけね…上等。 売られた喧嘩は九.五割引きで買う俺に喧嘩を売りやがったわけね…… ヨッシャ、買わない!! と、いうことで前でひたすらテクテクと学校への道を歩いている  畑中名無しさんに聞いてみる。 「名無しさん…俺の事、好きですか?」 「…名無し?」 一旦足を止めて此方を振り向く名無しさん。 寧ろ、そっちに驚いてしまう名無しさんに俺、驚愕! ここまで、素でぼけられると不本意ながらも俺がツッコミに回るしかないらしい。 ああ…つらい…ムラムラする… 「だって貴方の名前知りませんし」 とまあ、普通の事を喋ってしまう俺に思わず悪寒が走る。 こうなってくると、ついつい世界の中心で愛を叫んでみたくなるなぁ~ 「ああ、私は…」 「愛!!!!!」 状況も何も気にせず叫んでみる。 いや~、オラァ本能に忠実だぁね。 ここは世界の中心じゃないのが残念……
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