遭遇→強制

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数時間後 警察署の玄関ロビーで 晶と雷幸が雑談していた 二人に手を振ってアピールする 弐体と一匹も居るが あえて無視をした 彼女らは一般人には 見え無いが故の配慮だ 「おっ、久々の顔だな・・・ ひゆたん元気してた?」 ・・・師匠はスルーで良いな。 「なんか久しぶりだな。 あの御影屋敷以来か。」 二人+弐体+一匹 全員、共に気付いた様だが 「あ、久々の顔だ( ̄△ ̄」 「本当だー( ̄△ ̄」 「久しぶりですね。」 何だかムカつく程に 相変わらずの反応だな。 しかも、一部は棒読みだし。 「元気で何寄りだ。」 彼女らは人形と妖精だ 一般人には不可視の存在でも有る マグネタイトを与えれば 一般人にも見える様にはなるが 面倒だから姿を消して居るのだろう 「マグネタイト節制の為に。」 「何と無く。」 訂正、只の怠惰でした。 「俺に見えるし別に問題無いか。 とりあえず仕事ねぇのかな 探偵業務は限界が有るよ・・・ やっぱりさ。」 愚痴を漏らす俺 情けない限りだ 「マスターの所行けよ。 あの人に斡旋たのんでんだから」 ・・・うーむ。 「俺、あの人苦手何だよな」 昔、彼女に こてんぱんにされたのだ ソレも徹底的に 「マスターは 良い人だと思うけどなあ」 それは見解の相違って奴だろうな 「不意に思ったが 普通の人形と何処違うんだ 音燐(コイツ)とか」 頭を捕まれた音燐がコイツ扱いに 不満を告げたが俺は黙殺した 「唐突だな、全然別物だよ」 当人、曰く・・・ 通常の人形は 肉体変わりの人形に魂を封じ 魂が電池役を果たし 通常の人の様に動く物であり 魂の義足、義手の様な物で 彼女らの様に霊子で構成され あまつさえ自立思考かつ 呪術の行使が可能で スンバラシィ人形は他に珍しいと 教官は延々語ってくれました 地雷踏んだな、こりゃ 解説ありがとうございました なんて言って適当な所で逃走する 「やっぱ、そうだよな~ 仕方無しにベラドンナ行くか。 あの人に苦手ナンダケドナ~」 ぶつくさ言いながらも 俺はまた電車に乗った・・・
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