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「まじでか、やっべ…。じゃあね、沖田君。バイバイ」 いつも、旦那との会話はこんなんで終わる。 あ、団子…残ってる。 「……」 だけど食べる気にはなれなくて。 「どうしたんだい、元気ないね?」 「そうですかィ?」 おばちゃんにまで心配されてしまった。 相談してみな、と言われたけれど内容も考え付かなくて何もありませんよと伝えて代金を置いて茶屋を出た。 「……」 雲行きがあやしくなってきた。
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