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「行きたい」 「駄目だ」 「……チッ。土方さんのハゲ」 「生憎、まだフサフサだよ」 「死ねばいいのに」 「……何か言ったか?」 「アンタなんか、死ねばいい!!」 「………とりあえず治せ。話はそれからだ」 どうして、土方さんは分かってくれないの。 …あぁ、そうか。 俺が何も言ってないからだ。 だから。 俺は誰にも分かってもらえない。 どうせ、言ったって伝わらないんだ。 だったら……分かってもらえないままでいい。 「仕方ない…安静にしてあげますよ」 「お前な…」 「ほんじゃあ、また」 俺は土方さんの部屋から出た。 存在意義がなくなってしまった俺は…どうすればいいんだろう。 生きていて、いいのかな。
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