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あまりにも体がだるくて、こそこそと病院に行った。 もちろん闇医者だ。 普通の医者の四倍は金はとるし、柄の悪い医者だが腕は良く、職業も気にしない。 そして、ここは設備がよかった。 『……結核だな』 精密検査を受けた結果だった。 診察のときのこの医者の顔の曇り具合でなんとなく悪い病気なんだろうな、とは思っていたが。 結核…か。 『薬は?』 『ない。 咳なら止めることができるが…確実に寿命を縮めるぞ』 『じゃあ、咳止めをくだせぇ』 『安静にするとかは考えられないのか』 『生憎ね』 『…わかった。 副作用で眩暈がするかもしれないがいいか』 『眩暈くらいどうにかなりまさぁ』 その日から、辛い日々が始まった。
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