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再びベッドに転がり込む。ふと視界の端に時計が入った。そのデジタル時計は8時15分を指し示していた。
「8時15分か。まだ大丈夫…………なわけねぇ! 遅刻するっての!」
京は大声を発する。今ので完全に目が覚めたのだろう。音は鳴らずとも、そのデジタル時計は目覚ましとしての役割を果たしたようだ。
京はさっきまでとは打って変わって機敏な動きで準備を始めた。
パジャマを脱ぎ去り、壁に掛けてあった学ランを乱暴に手に取ると、慣れた手付きでさっと着替える。
そして昨日のうちに時間割りを揃えておいた鞄を手にすると、慌ただしく階段を駆け降りていった。
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