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「大和君から事情を聞いて、絶対に愛先輩を取り戻さなきゃって思ったんだ。
戻ってきてくれて良かった!ありがとう!!」
「そんな…私はお礼なんて…」
申し訳ない気持ちで一杯でそう言うと、拓也君は困ったような、呆れたような笑顔を浮かべる。
「いやいや、ありがとうだよぉー!愛先輩が居てくれないと、大和君ずっと機嫌悪いだも…ったいっ!!」
「下らねぇこと言ってんじゃねぇよ」
「またすぐ殴るー!!」
「はいはい。ホンットお前は懲りないな」
じゃれ合っている大和と拓也君、そしてそれを止める新君を見ながら、久しぶりに触れる空気に嬉しさが心を満たしていく。
みんなもクスクスと笑っていて、本当にまたここに来られて良かったと思った。
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