人間になりたがった猫

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(カッカッシャン!) 彼はフライパンを振り 何かを作ってる… 私はいつものカリカリのキャットフードがいいんだけどな… (ジュワー…) 「はい…炒飯出来たよ」 彼はお皿二つに盛りつけ テーブルに置いた 「どうしたのサキさん?」 「えっ…あっいただきます」 私は彼の食べ方を真似して 炒飯を口に運んだ (パクッ…) 「キャ!」 私は思わず叫んでしまった 「どっどうしたの?」 彼は心配そうに駆け寄ってくれた 「ワハヒ…ヘホヒハハンヘフ(私…猫舌なんです)」
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