はじまり

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そして、出発の日がやってきました。 両親に別れを告げ、門から出ようとしたら… 『総ちゃん!』 姉さんが駆け寄ってきました。 『総ちゃん、私ね…ずっと総ちゃんに気を使ってたわけじゃないの。元々、お節介なだけ。わかった?』 そう言ってにっこりと笑うと… 『武士らしく、しっかり働いてきなさい。』 少し涙ぐみながら笑っている姉さんを見て… 『はい。』 そう答えると、近藤さん達の待つ集合場所へと駆け出したのでした。
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