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すべてのはじまりはあの日だった。
『かっちゃん、いよいよだな』
『そうだな、歳』
二人がこれからの事について熱く語りあっている様子を、こっそりと僕が見てしまった事。
僕は思いました。
"二人とも行ってしまう。きっと、僕は連れて行ってもらえないんでしょうね?でも、もし連れてってくれるのなら必ず二人の役にたってみせるのに。だから、連れてってよ。土方さん。"
"いや、僕は行く。連れてかないって言われても絶対にね。"
僕の気持ちは固まっていた。
そして、二人の元へ駆け出したのでした。
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